ガイドワイヤーの使い分けについて

PCI中に病変に応じて様々なガイドワイヤーが使われます。
本で調べても具体的な使用区別の仕方が書いていません。
CTO、側枝確保などでのガイドワイヤーの使い分け方を教えてください。

Yuki Level 1 2014年11月26日 の質問 / カテゴリ: 2:PCI.
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>本で調べても具体的な使用区別の仕方が書いていません。
おそらくガイドワイヤーの使い分けが術者の好みや考え方に大きく左右されるからでしょう。
画一的に「このときはこう!」という話がしにくい分野です。

私のガイドワイヤーに対する基本的な考え方はこちらのエクササイズにまとめてあります。
参照:PCI用ガイドワイヤーの使い分けを覚えるエクササイズ

上記エクササイズを踏まえた上で具体的なお話をしますね。

 

①一般病変へのアプローチ
まず、一般病変だったらファーストチョイスワイヤー(先端加重の低く安全性の高い)で大丈夫です。
具体的にはシオンやシオン・ブルーぐらいが使いやすいと思っています。

もしこれでだめならポリマーコートワイヤー(先端が親水性ポリマーで覆われていて滑りがいい)に変えてみます。
具体的にはシオン・ブラックあたりが使いやすいのではないでしょうか。

ほとんどの病変はこの組み合わせで通ります。


 

②CTO病変へのアプローチ

そしてCTOを攻めるときは、まずファーストチョイスワイヤーで様子を見ます。
これで通ればラッキーですし、通らなかったら先端が針のように尖っているテーパーワイヤーに切り替えます。

そしてテーパーワイヤーの中にも貫通力の高いものと低いものがあるので、
最初は貫通力の低いものから試していき、ダメだった場合により貫通力の高いものにステップアップしていきます。

具体的な例を出すと、

a. 最初にシオンブルー(ファーストチョイス)を使い
b. ダメだったらXT-R(貫通力の低いテーパーワイヤー)でがんばってみる
c. XT-RがダメならGaiaシリーズ(貫通力の高いテーパーワイヤー)を先端加重の低い物から順番に試す

といった流れになっていくと思います。

ただ1点注意があって、シオンブルーやXT-Rの段階で中途半端にCTO病変をつっつくと病変入り口に余計な穴があいてしまいます。
そうなってしまうと、その後のGaiaシリーズの操作が難しくなります。
なのでシオンブルーの段階で「これは固そうだな〜」と感じたら、XT-Rを飛ばしていっきにGaiaまでステップアップする事もよくあります。

 

③側枝保護へのアプローチ
側枝保護の時のガイドワイヤー選びは通過性よりもガイドワイヤーの根元の色が重要です。

実はガイドワイヤーの種類によってワイヤーの根元の部分の色が異なります。
そして側枝保護の際は2本のガイドワイヤーを同時に使うので、
根元の色が一緒だとどっちのワイヤーが本幹でどっちが側枝なのかわからなくなります。
そのため、根元の色が異なるワイヤーを選ぶのがポイントになります。

ちなみに私が好きな組み合わせはシオンとシオン・ブルーです。
シオンの根元は緑色、シオン・ブルーの根元は紺色なので比較的見分けがつきやすいです。


 

以上、私なりの考えですが術者によって意見が分かれるところです。
最終的な使い分けは術者の先生とよくコミュニケーションをとって判断してください。
心カテ隊長 Level 4 2014年11月27日に回答しました
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