冠動脈の名前の覚え方について

AHA分類を覚える段階です。英語の読み方も調べながら進めています。
しかしなかなか覚えられません。名前の由来など知れたら、もっと楽しく覚えられるのではないかと思いました。しかし、探してみても見つかりません。なぜ円錐枝と言うのかや何かに対しての対角枝というのかなど教えてください~

azuki Level 0 2014年11月17日 の質問 / カテゴリ: 1:解剖と疾患.
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こんにちは。

確かに、名前を覚えるのって大変ですよね。
心カテブートキャンプの隊員専用ページに冠動脈の解剖を覚える塗り絵が用意してあるのですが、そうした素材を活用すると覚えやすいですよ。

 
さて、本題です。
冠動脈の名前の由来ですが、

 
①栄養領域に由来するもの
②見た目に由来するもの

 
の2種類あります。
それぞれ具体的に見ていきましょう。

 
 
①栄養領域に由来するもの
・洞房結節枝(洞房結節を栄養)
・右室枝(右室を栄養)
・房室結節枝(房室結節を栄養)
・中隔枝(中隔を栄養)
・後下行枝(心臓の後壁から下壁にかけて栄養)
・後側壁枝(心臓の後側壁を栄養)

 
これらは栄養領域に由来する名前です。
なので、これらの枝が詰まると栄養領域に酸素が運ばれなくなり機能不全になります。

 
例えば、洞房結節枝や房室結節枝の血流が滞ると洞房結節と房室結節の機能が低下し、刺激伝導系が機能不全になります。
結果、深刻な徐脈を引き起こすのです。
右冠動脈へのPCIで一時ペーシングカテーテルを使用するのはこうした背景からきています。

 
 
②見た目に由来するもの
・円錐枝
・鋭縁枝
・左主幹部
・対角枝
・鈍縁枝

 
これらは見た目から由来しているものと思われます。
円錐枝だと、見た感じ円錐っぽく見える?とか
左主幹部は、見た目的にLCAの幹のように見える?とか
そういった理由でつけられたんだと思います。

 
また、ご質問にあった対角枝の件ですが、
これはLADの本幹(#6~8)に対する対角になっていることから来ています。

 
心臓を斜め左側から見ると、LADの本幹が真下一直線に伸びるように見えます。
これに対し、対角枝は斜め下に対角線状に伸びていくため、対角枝と名付けられたんだと思います。

 

 
ちなみに、和名は英名の直訳からきており、名前の由来自体は同じ発想からきています。

 
 
①栄養領域から由来する枝
Sinuatrial(洞房) Nodal(結節) Branch(枝)→洞房結節枝
Right Ventricular(右室) Branch→右室枝
Atrio-Ventricular(房室) Branch→房室結節枝
Septal(中隔) Branch→中隔枝
Posterior(後ろの) Descending(下行)→後下行枝
Posterior Lateral(側面の)→後側壁枝

 
 
②見た目に由来する枝
Conus(円錐) Branch→円錐枝
Acute(鋭い) Marginal(縁) Branch →鋭縁枝
Left(左) Main(主な) Trunk(幹)→左主幹部
Diagonal(対角の) Branch→対角枝
Obtuse(鈍い) Marginal→鈍縁枝

 
以上、私の個人的な推測も多く含まれているので参考程度で理解してください ^ ^;

心カテ隊長 Level 4 2014年11月18日に回答しました
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