CAGの際、ニトロールを注入しないで撮影することがあるのはなぜ?また、それはどのような時ですか?

冠動脈造影の際、ほとんどの場合、ニトロールを注入してから撮影するのですが、あえて注入しないで撮影することがあります。
アセチルコリンテストをするかもしれない患者さんの場合などは、ニトロールの使用をしないで、冠動脈造影をしていることが多いような気もしますが、そうとも限らないようで、実のところよくわからずにおります。
基本中の基本なのかもしれないのですが、教えていただけたらと思います。

匿名 Level 3 2014年9月26日 の質問 / カテゴリ: 1:心カテ検査.
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1 回答数

本来であれば、ニトロールはすべてにCAGで使用されるべきものです。
でないと攣縮した血管と狭窄した血管の区別がつかず正確な診断ができません。

しかし、緊急カテなどで患者さんが重篤な低血圧状態になっている時など
患者さんの状態によっては使わないこともあります。

また、意外とありがちなのが術者の先生がうっかり入れ忘れてるケースです。

特に若手の先生に多いのですが、
手技中はいろんなことを同時にやっているため
手技経験の浅い先生が他のことに気をとられ、
うっかりニトロールを冠注せずに、いきなり造影剤を流すことがあります。

そして、アセチルコリンテストするかもしれない患者さんに
ニトロールを使わない理由は、それにより攣縮(スパズム)の誘発が妨げられる可能性があるからです。

ニトロールは攣縮を解除して血管を本来の形状に戻す作用があります。
そのため、アセチルコリンテストの直前にニトロールを使ってしまうと
薬剤の効果が持続して攣縮が誘発しにくい状態になってしまう場合があります。

なので、アセチルコリンテストをする可能性があるのであれば
ニトロールを使わずに造影することは十分あり得ます。

心カテ隊長 Level 4 2014年9月29日に回答しました
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