IABPのバルーンサイズについて

IABPのバルーンサイズの目安として身長に合わせて30cc、35cc、45ccとありますが、これはどのような計算・原理でこの容量になっているのでしょうか?

sphereobserver Level 0 2014年11月5日 の質問 / カテゴリ: 2:補助循環.
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1 回答数

すみません、返信が遅くなってしまいました。

バルーンサイズの目安は、患者さんの左鎖骨下動脈から腎動脈への距離が根拠になっています。

まず最初にIABPのバルーンの留置位置について確認させてください。

IABPのバルーンは左鎖骨下動脈から2cmくらい下、腎動脈よりも上の位置に留置します。

(参照:IABPの原理を覚えるエクササイズ

このとき、バルーンの位置が高すぎるとバルーンが左鎖骨下動脈に引っかり損傷の原因になります。
また、バルーンの位置が低すぎると腹腔動脈や腎動脈が虚血状態になり、腸管壊死や腎不全を引き起こしかねません。

こうした合併症をさけるため、
メーカーは安全に使用できるバルーンサイズを患者さんの身長別で推奨しています。

一般的に患者さんの身長が高ければ、左鎖骨下動脈と腎動脈との距離が長くなり、
身長が低ければ、距離は短くなります。

そして、IABPのバルーンサイズですが、容量が大きくなるにつれてバルーン全長が長くなる構造になっています。

具体例)
30cc・・・バルーン長 178mm
35cc・・・バルーン長 203mm
40cc・・・バルーン長 229mm

患者さんの身長に応じた留置可能範囲と、バルーン容量別のバルーン長を照らし合わせると、
今のバルーンサイズ目安の数値が導きだされるというカラクリになっています。

心カテ隊長 Level 4 2014年11月10日に回答しました
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